フィットネスジムをどう選ぶ?見極めるための3つのポイント 

鍛える

「さあ、フィットネスジムに通ってガンガン筋トレするぞ!」 

思い立ったは良いものの、数多くあるフィットネスジムの中から、どこを選んで入会するべき? 初めて訪れるフィットネスジムで、その良し悪しを判断することは難しいでしょう。 

トレーニングライフの相棒となる存在だけに、フィットネスジム選びは失敗したくない……。そこで!今回は、フィットアゴー!の開発者である川人将裕と長谷川駿介が、フィットネスジムへ見学に訪れた際に、チェックするべきポイントを解説します。 


川人 将裕(かわひと まさひろ) 

フィットアゴー!開発総指揮。お気に入りのジムはメガロス吉祥寺。「スタッフのホスピタリティーが素晴らしい!」

長谷川 駿介(はせがわ しゅんすけ)

フィットアゴー!のサービスデザイナー。お気に入りのジムはゴールドジム渋谷。「とにかく眺めがめちゃくちゃ良い!」 


チェックポイント①「スタッフが配置されていること 」

フィットネスジムに入会する際には、一度見学に行くのがセオリーですよね。とは言え、初めてフィットネスジムを訪れる人は、どこを見たらいいのやらわからないでしょう。そんな人にために、チェックするべきポイントを挙げていきたいと思います。まず、川人さんが最も重視する点からうかがえますか? 

僕が個人的に必須項目と考えるのは、「スタッフが配置されていること」です! 

最近では「マイクロジム」と呼ばれるプールやスタジオのない筋力トレーニングに特化した施設が増えていますが、その中にはスタッフのいない無人ジムもあるようですね。 

スタッフがいないと、トレーニングマシンの使い方を教えてもらえませんし、誤って危険なフォームになってしまったときに助けてももらえません。トレーニングの質の面でも、安全性の面でもスタッフの存在は非常に重要なんです。 

なるほど。僕は24時間営業のマイクロジムのユーザーですが、日中はスタッフが配置されています。 

24時間営業は非常に便利でありがたいですね。夜間までスタッフを配置するのはなかなか難しいですが、スタッフが配置される時間帯のある施設を選ぶべきだと僕は思います。 

トレーニング方法のアドバイスや安全への配慮をしてもらおうと思ったら、スタッフのレベルも高い方が嬉しいですよね。

見学の際にマシンを使える機会があったら、「ここを鍛えたいんですけど」などトレーニングに関する質問をしてみると良いかもしれません。親身になって詳しく教えてくれたら、その人は良いスタッフです(笑)。

フィットネスジムのスタッフって、話し出したら止まらないような筋トレマニアがいたりしますよね(笑)。そういう熱量がある人は、丁寧に教えてくれるし、利用者側としても安心感があります。それから、シンプルに体が引き締まっていることも、僕としてはスタッフを見る基準になるかな。やっぱりフィットネスジムのスタッフである以上、しっかり鍛えていてほしいですから。

チェックポイント②「清潔に保たれていること 」

しっかりと管理が行き届いて、「清潔に保たれていること」も欠かせないポイントですね。スタッフが配置されている施設でも、管理者の意識次第で汚いところもありますから。

トレーニングマシンや器具を頻繁にメンテナンスしている施設は、不便を感じることなく気持ち良くトレーニングができますよね。

トレーニングマシンのシートは、メンテナンスの意識が現れる部分です。マシンのシートが裂けたまま放置されているようなところもある一方で、丁寧に当て布をしているフィットネスジムは好感が持てます。

当て布があるだけで「壊れているのかな……?」と思ってしまいがちですが、重いウェイトでトレーニングをする人が多ければそれだけシートは裂けやすくなるので、当て布がされているということは必ずしもマイナスではないですよね。

しっかり管理が行き届き、ハイレベルなトレーニーが集まる質の高いフィットネスジムの証拠と考えても良いかもしれませんね。とは言え、新しいフィットネスジムではシートが裂けているようなところはなかなかないですが……。

僕が初心者の頃は、マシンのメンテナンス具合を見るような視点はなかったと思います。ほかに見極めるポイントはあるでしょうか?

とてもシンプルですが、匂いですね。清掃が行き届いているか、定期的に換気をしているか、匂いには清潔さへの意識が現れます。施設によっては柔道場のような匂いのところも……。 

不衛生な環境はモチベーションを削がれますね……。

「ブロークン・ウィンドウ理論」を知っていますか? 窓が割れているのを放置すると、他の窓もどんどん割れて環境が悪化していく、というような理論なのですが、不特定多数が利用するフィットネスジムという環境においても1つの汚れがどんどん大きな汚れを生んでしまうものです。

汚いものは汚く使って良い、と人は考えてしまいがちですよね。

だからこそ、フィットネスジムは環境の水準が高くキープされているべきなんです。

チェックポイント③「利用者のマナーが良いこと」

「フィットネスジムは不特定多数が利用する」という話が出ましたが、知らない人同士で環境を共有する場所だけに、マナーの面も重要になりますよね。

その通りですね。「利用者のマナーが良いこと」、これも良いフィットネスジムの条件です。互いに知らない同士であっても、同じ場所を共有するのだから、一緒にトレーニングをして気持ちの良い人であってほしいものです。

わかります。トレーニングせずにマシンに座ってずっとスマホをいじっていたり、いくつものダンベルを占有して使っていたり、モヤッとする場面が結構ありますよね……。 

長谷川さん、だいぶ溜まっているようですね(笑)。ほかにもパワーラックに乗せたウェイトを戻さずにいる人だったり、トレーニングしながら「ウオオ」とか叫んでしまう人など、マナー違反をする人はちらほらいるものです。 

そういう利用者のコントロールもスタッフの役目ですよね。

最初のチェックポイント「スタッフが配置されていること」にも関わる部分ですが、質の高いスタッフや管理者がいればマナー違反は抑えてくれます。逆に言えば、無人ジムは無法地帯になる恐れもあるということです。

同じフィットネスジムでも時間帯によって利用者層が違いますから、見学は自分が通いたい時間帯を狙うべきですね。

どのようなルール設定をしているかを見ることも大切です。マシンにタイマーが設置されているか、時間制限の張り紙があるか、それらのルールを見学でしっかり説明しているか

なるほど。見学の短い時間でもしっかり見極められそうですね。 

スタッフの質で言えば、僕は挨拶も重視しています。「おはようございます」「こんにちは」と積極的に声かけをするスタッフがいたら、誰も悪さはできませんから(笑)。 

鏡の前でシャドーボクシングを始めたり、ずっとおしゃべりばかりしている人がいなくなると良いのですが……。 

長谷川さん、やっぱり溜まってる(笑) 

チェックポイントまとめ

良いフィットネスジムを見極める3つのポイント

□スタッフが配置されていること

  • 24時間営業であってもスタッフが配置されている時間帯があるか? 
  • 質問や相談に対して熱量を持って答えてくれるスタッフがいるか? 

清潔に保たれていること 

  • マシンのシートに当て布がされているなどメンテナンスがされているか? 
  • 施設内に異臭がないなど定期的な清掃と換気が行き届いているか? 

□利用者のマナーが良いこと 

  • マシンの占有や使いっぱなしの器具などマナー違反の様子がないか?
  • マシンの利用時間にルールが設定されておりその説明があるか? 

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